2024年05月31日 (金) TBS子会社社員が女性の自宅に侵入し盗撮、余罪多数か—500点以上の動画発見 <追記1>
TBSホールディングスの子会社「TBSアクト」に勤務する社員、下浦巧容疑者(31)が、女性の自宅に侵入して盗撮した疑いで逮捕されました。下浦容疑者は、2024年5月下旬、東京都世田谷区の20代女性が住むアパートに無施錠の玄関から侵入し、寝ていた女性の下着姿をスマートフォンで撮影した疑いが持たれています。
警察の取り調べに対し、下浦容疑者は容疑を認め「思い出しながら話します」と供述しているとのことです。また、調査の過程で「3、4年前から盗撮行為を続けていた」とも語っており、下浦容疑者のスマートフォンやパソコンからは少なくとも30人以上の女性を撮影した動画が500点以上発見されました。このため、警視庁は余罪についても捜査を進めています。
さらに、下浦容疑者は今年7月にも別の集合住宅の玄関ドアのポストに、自撮り棒を使ってスマートフォンを差し込み盗撮しようとして、逮捕され不起訴となっていました。この捜査の過程で、今回の事件が発覚。警察は、他にも被害に遭った女性がいる可能性が高いとみて調べを続けています。
この件について、TBSアクトは「社員が逮捕されたことは誠に遺憾であり、事実関係を調査した上で厳正に対処する」とコメントを発表しています。
無施錠ということにびっくりしましたが、その被害者の防犯意識はさておき、それを見つけ出し、侵入までしているということです。日々が盗撮の日常となっていたのかもしれません、しかもこの事件は後になって動画から警察が発見していることから、女性は気が付けなかったと考えられます。始めていきます。
今回の事件は、TBSホールディングスの子会社社員である下浦容疑者が、女性の自宅に侵入して盗撮したという驚愕の内容です。この事件で特に注目すべきは、彼が過去に3~4年にわたって盗撮行為を繰り返しており、押収されたパソコンからは500点以上もの盗撮動画が発見されたという点です。女性が暮らすプライベートな空間に侵入し、寝ている間にその姿を撮影するという手口は極めて悪質で、彼が盗撮の魅力に取りつかれていたことを如実に物語っています。
この容疑者はTBSアクトのカメラ・アシスタントという職業に就いていました。カメラを扱うプロとしてのスキルがあったからこそ、こうした盗撮行為が巧妙に行われたのでしょうか。通常であれば、その技術は撮影の仕事に役立てるべきものですが、残念ながら彼はその才能を悪用し、自身の欲望を満たすために使ってしまいました。特に、プロとしての技術を盗撮に利用することで、一般の盗撮犯よりもずっと手口が洗練されており、長期間にわたって発覚せずに犯行を続けていたことが伺えます。
盗撮という行為は、単なるスリルや一時の好奇心から始まることが多いとされています。しかし、下浦容疑者のようにエスカレートし、ついには女性の自宅に侵入するまでに至るというのは、まさに常習性の成れの果てです。ここまでくると、無施錠だったりと、盗撮の対象を探すことが日常生活の一部になり、理性の制御が効かなくなってしまっているのでしょう。500点以上もの動画がパソコンから発見されたという事実は、彼がどれだけこの行為に没頭し、その魅力に取りつかれていたかを物語っています。
結局のところ、彼のような人間が再犯を重ね、ついには女性宅への侵入という一線を越えてしまったことに対し、防犯対策の強化はもちろんのこと、こうした行為に手を染める前に、周囲の人々が異変に気づき、止めることができなかったのかも考えさせられます。再発防止のためには、彼のようなケースに対して厳格な処罰だけでなく、社会全体で盗撮行為を根絶するための意識改革が必要不可欠です。
<追記1>
警視庁世田谷署はこの容疑者を東京地検に追送検した。追送検は12月12日。
6月、東京都世田谷区の複数のアパートで、男が玄関ドアのポストに自撮り棒に装着したスマートフォンを差し入れ、複数の住人女性を盗撮した疑いがあると、同署幹部は明らかにしました。男は容疑を認めています。
警察の調べでは、男のパソコンやスマートフォンから盗撮されたとみられる女性の動画が約500点見つかりました。同署は、ほかにも被害者がいる可能性があるとみて捜査を進めています。
余罪が明らかになってきています。アパートの郵便受けからの盗撮は気を付けてください。古い建物だとそういう構造になっていることもあるので、ぜひ確認をし、目隠しになるようなものを設置するなどの対策を行うことをお勧めします。