2024年10月07日 (月) 10代女性の背後でスマホを…ショッピングセンターで盗撮容疑の男逮捕
唐津署は10月7日、福岡市博多区に住む自称会社員の29歳の男を、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで現行犯逮捕しました。
逮捕容疑は、同日午後4時25分ごろ、唐津市内のショッピングセンターで、10代の女性に背後から近づき、スカートの下にスマートフォンを向けて下着を撮影したというものです。男は容疑を認めています。
唐津署によると、女性の関係者が通報を依頼し、ショッピングセンターの従業員が「買い物客が盗撮された」と110番通報したとのことです。
この手の盗撮のニュースが絶えません、気軽に手に入るスマートフォンや小型カメラが悪用される機会が増えているからともいわれています。さらに、撮影する側は周りに紛れ込む形で簡単に実行でき、見つかりにくいと思い込んでいる場合も多いようです。多くの人が行き交う場所での犯行は、周囲の目もあって気づかれにくいと思っていることが原因なのでしょうか。では振り返っていきましょう。
2024年10月7日、唐津署は、福岡市博多区板付に住む29歳の自称会社員の男を、性的姿態撮影処罰法違反の疑いで現行犯逮捕しました。逮捕容疑は、唐津市内のショッピングセンターで10代の女性に背後から近づき、スカートの下にスマートフォンを差し向けて下着を撮影したというものです。男性は容疑を認めています。
今回の事件は、ショッピングセンターという人が多く、周囲の人にまぎれて不審者が目立ちにくい環境で発生しました。このような場所では、被害者自身が盗撮に気づくことは難しく、犯行が発覚しづらいのが特徴です。多くの場合、本人が気づかないうちに犯行が行われることが多く、被害が拡大する恐れもあります。今回も、被害者本人ではなく、その場に居合わせた女性の関係者が異変に気づき、従業員に通報を依頼したことで事件が発覚しました。従業員が「買い物客が盗撮された」と110番通報し、警察が迅速に駆け付けたことによって、容疑者はその場で逮捕に至りました。
ショッピングセンターや駅、イベント会場など、不特定多数が集まる場所では特に注意が必要であり、周囲の人々も、不審な行動を見かけた際には迅速な通報が重要です。こうした行為は、一見すると犯行に気づきにくいため、関係者や施設スタッフの迅速な対応が、事件の発覚と逮捕につながる重要な要素となります。
また、盗撮行為はエスカレートするといいます。ほかの被害者を出さないという意味でも、必ず通報するようにしましょう。盗撮行為は見過ごされると、犯人が「見つからない」と思い込んでエスカレートし、さらに悪質な行為に至ることもあります。通報することで、犯人が逮捕され、再犯のリスクを減らせる可能性が高まりますし、ほかの潜在的な被害者も守ることができます。
ショッピングセンター側も、こうした事件を未然に防ぐため、防犯カメラの設置や、店舗スタッフや買い物客による「不審者への注意喚起」を強化し、地域社会と協力して犯罪の防止に努めていってほしいです。また、盗撮は被害者にとっても気づきにくい場合が多いため、気づいた関係者や周囲の人が通報することが事件の解決にはとても大切です。