2024年09月28日 (土) スマホが太ももに当たる、スカート内盗撮事件
兵庫県警葺合署は28日、スマートフォンを使って女性のスカート内を盗撮したとして、神戸市灘区在住の43歳の会社員の男性を現行犯逮捕しました。逮捕容疑は、28日午後9時ごろ、神戸市中央区にある市営地下鉄三宮駅からJR三ノ宮駅へつながるエスカレーターで、22歳の女性の後ろからスマートフォンをスカートの中に差し入れて動画を撮影したというものです。
女性は、スマートフォンが太ももに当たったことに気づいて振り向き、盗撮を発見しました。その後、女性は男の手を握り取り押さえ、近くの交番へ引き渡しました。男性は容疑を認めています。
では考察していきましょう。
この手の盗撮事件は、サイト開設時から一番よく起きているものです。駅構内、商業施設内のエスカレーターによるスカート盗撮は一番多くなっています。
正直なところ、こうした盗撮事件が発生するたびに記事を書いていますが、それがほぼ毎日のように書いている現状に驚きを通り越していますよ。これほど頻繁に盗撮事件が起きていることを考え。さらに言えば、発覚しているのはほんの一部に過ぎないと思うと、実際に発覚していない被害はどれだけ多いのだろうかと考えずにはいられません。この未然に発覚しない数多くの被害を想像すると、問題の深刻さに非常に大きいものといえるでしょう。
今回の盗撮事件では、被害者がその場で犯行に気付き、勇気をもって加害者を取り押さえた結果、逮捕に至ったことは評価されます。しかし、女性が自ら男性を取り押さえる行為は非常に危険を伴います。犯人が暴力的な反応を示す可能性もあるため、冷静な対応が求められます。もし防犯カメラが設置されている場所であれば、まず駅員に相談し、その後警察に通報するという対応も安全な選択肢です。
また同時に社会的に深い問題を浮き彫りにしています。スマートフォンの普及により、盗撮が簡単に行えるようになっている現状は憂慮すべきです。スマートフォンを使った盗撮は、簡便さから被害の発覚が遅れることも多く、被害者に大きな精神的苦痛を与える行為です。今回のようなケースが繰り返される中、より抜本的な対策が求められます。
まず、社会全体として盗撮行為に対する認識を深め、ここまで繰り返されるのであれば、さらなる厳罰化が検討されるべきです。性的姿態の撮影に関する法律が施行されてはいるものの、抑止力として十分に機能しているかは疑問です。
エスカレーターや公共の場での盗撮は特に発見されにくいことが多く、防犯カメラの増設や警戒態勢の強化も一つの対策です。しかし根本的には、加害者が盗撮という行為を一時的な遊びや軽犯罪とみなすような認識がある限り、被害は減少しません。このサイトの開設の意義はここにあり、犯罪抑止を強めるためにこうして記事を書いています。
今回の事件を通じて、私たちは改めて盗撮行為の深刻さに目を向け、被害者の声を尊重しながら、さらなる取り組みを進めていかなければならないと思います。