2024年12月22日 (日) 「撮っていたでしょ」通報者の目撃で盗撮容疑者逮捕
兵庫県警葺合署は22日、大阪府八尾市に住む23歳の会社員の男を、スマートフォンを使った盗撮の疑いで現行犯逮捕しました。男は、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の容疑を認めています。
事件の詳細
- ・日時と場所:
22日午後9時15分頃、神戸市中央区の阪神神戸三宮駅のエスカレーターで発生。 - ・容疑内容:
男はエスカレーターで前にいた22歳の女性のスカート内にスマートフォンを差し入れ、動画を撮影したとされています。 - ・逮捕の経緯:
エスカレーターで不審な動きをする男を、近くにいた別の男性が発見。「撮っていたでしょ」と声を掛けてその場で取り押さえ、警察に通報しました。
警察は、容疑者が認めた供述内容や当時の状況を詳しく調べています。
駅構内のエスカレーターでの盗撮事件、これは本当に多いです。今回も、多くの人が利用する神戸三宮駅で、女性のスカート内をスマートフォンで撮影したという事件が発生、本当に腹立たしいものです。これまでも何度も報じられてきましたが、収まらないのが現状で、私たち自身も、こうした場面で後ろに気をつける必要があると改めて感じます。
今回の事件では、不審な動きを察知した男性が「撮っていたでしょ」と声をかけ、その場で容疑者を取り押さえたとのこと。この人が気が付いてくれたおかげで、事件が発覚しました。この人がいなかったらこの事件は公になることがなかったわけです。容疑者は声をかけられた瞬間、何を感じたのでしょうか?その場の恐怖や恥だけでなく、自分がしてきたことの重大さを、これからしっかりと反省してほしいものです。
ただ、一つ気になるのは、取り押さえる行為にはやはり危険が伴うということです。今回のように無事に解決したケースもありますが、相手が暴れたり抵抗したりすれば、取り押さえた側がケガをする可能性もあります。そのため、無理をせず駅員や警察に通報するという選択肢も常に頭に置いておきたいところです。駅には防犯カメラが設置されていることが多く、映像が証拠となることもあります。もし余裕があれば犯行の瞬間を撮っておくのがベストでしょう。冷静に、そして安全に対処することが大切だと思います。
盗撮は、被害者のプライバシーを深く侵害し、精神的な傷を残す犯罪です。しかし、こうした犯罪が続いてしまう背景には、盗撮行為の発見が難しい現状や、スマートフォンのような道具が簡単に使えてしまう環境も関係しているのではないでしょうか。防犯カメラの設置や監視体制の強化だけでなく、社会全体で「盗撮は絶対に許されない」という意識をもっと広めていく必要があると感じます。
私たち一人ひとりが周囲に目を配り、違和感を覚えたら駅員に相談するなど、できることから始めていくべきだと思います。今回のような事件が少しでも減り、安心して日常を過ごせる社会になるよう、改めて考えさせられる出来事でした。