2024年10月23日 (水) 『覚えていない』と否認…論文多数、輝かしい経歴、財務省職員が盗撮容疑で逮捕! <追記1> <2>
警視庁は、東京都立大学の特任准教授で財務省職員の米田泰隆容疑者(44)を、駅のエスカレーターで女性のスカート内を盗撮したとして逮捕しました。容疑は否認しているとのことです。
事件の概要
米田容疑者は、今年10月23日午前10時ごろ、東京都八王子市の京王線南大沢駅構内エスカレーターで、前に立っていた20代女性のスカート内にスマートフォンを差し入れ、下着を撮影した疑いが持たれています。当時、被害女性は盗撮されたことに気づいていませんでした。
後日、別の女性が「盗撮された」と警察に通報。警察が米田容疑者のスマートフォンを確認したところ、今回の被害者の画像が発見され、逮捕に至りました。
容疑者の経歴
米田容疑者は2005年に東京国税局の国税専門官として採用され、現在は財務省財務総合政策研究所に所属。東京都立大学では財政学や国際金融を教えていたとのことです。
警察・関係者の対応
警視庁の調べに対し、米田容疑者は「覚えていない」と容疑を否認しています。一方で、財務省は「警察の捜査を踏まえ、事実関係を確認した上で厳正に対応する」とコメントを発表。東京都立大学側からのコメントは現時点では明らかにされていません。
東京都立大学のHPを参照すると彼の数々の輝かしい功績や実績が載せられています。以下はその一部の経歴ですが、ほかに容疑者の画像自体もあるようです。
最終学歴:一橋大学大学院経済学研究科博士課程 修了
最終学位:博士(経済学)
このような人物がなぜ盗撮という行為に手を染めてしまったのでしょうか。始めていきましょう。
今回の事件は、東京都立大学の特任准教授であり、財務省職員という官僚でもある人物が駅のエスカレーターで盗撮容疑で逮捕されたというとても驚くべき内容でした。官僚といえば、国を支える重要な役割を担い、大学教授としての立場にもあったようです。そのような高い知性と社会的責任を持つ人物が、なぜこのような行動に及んだのか、非常に残念であり、同時にその背景について考えざるを得ません。
一つの可能性として、ストレスの存在が挙げられます。官僚や大学教授といった職務は非常に多忙で、責任も重いものです。日々、膨大な業務に追われ、精神的な負担が積み重なった結果、自らをコントロールできなくなった可能性も考えられます。また、支えてくれる相手や精神的な拠り所が欠けていた場合、孤独感や欲求不満が犯罪行為に繋がったのかもしれません。しかし、いかなる理由があろうと、このような行為は決して許されるものではなく、動機の解明が必要です。この解明は、今後同様の犯罪を防止するためにも重要です。
さらに、この事件で見逃せない点は、被害者が盗撮された事実に気付いていなかったことです。被害者にとって、自分が知らぬ間にプライバシーが侵害されるというのは非常に恐ろしいことであり、後から知らされることで大きなショックを受ける場合もあります。特にエスカレーターという日常的な空間で発生したことから、誰もが同じような被害に遭う可能性があります。そのため、個人の注意だけでなく、社会全体として盗撮防止の意識を高める必要があります。例えば、駅や公共施設での監視カメラの設置強化や、エスカレーター周辺での盗撮防止ポスターなどを活用することで、抑止力を高めることができるでしょう。
また、盗撮行為がエスカレーターで頻発している現状も問題視すべきです。エスカレーターでは前後の人との距離が近いため、加害者が被害者に接近しやすい環境です。私たちは日常生活で気を付ける意識を持ち、周囲に不審な行動を取る人がいないか注意を払うことが重要です。
最後に、盗撮事件というのは、どれほど社会的地位が高くても、人はストレスや孤独感によって倫理的判断を誤る可能性があるということが示されたと言っていいでしょう。性欲は確かに強い欲求ですが、人間は理性や社会性を持った存在です。そのため、自分の欲求をコントロールし、周りの人を尊重した行動を選ぶことが大切です。お互いを大切にしながら、安全で安心できる関係を築くことが、結果的に自分自身や社会全体の幸せにつながるのではないでしょうか。
<追記1>
相次ぐ盗撮疑惑で逮捕された容疑者、逮捕直後の12月17日に行われた送検の様子が撮影されてしまいました。
<追記2>
容疑者について、いろいろとわかってきたようです。下記にまとめてみました。(12/22)
経歴・活動
- 財務省財務総合政策研究所に所属し、都立大学で国際金融やデータ分析に関する特別講義を担当。
- 数多くの論文を発表しており、特に「日本の生活保護費の将来推計」や「住宅ローン金利の分析」といった社会経済に直結するテーマで研究。
- 学生からは「明るくて面白い先生」として人気があり、講義は「ラク単」としても認知されていた。
学生との関係
- 学生に親しまれる存在で、「米国留学する学生を応援するために星条旗デザインのジャージを着て盛り上げた」といったエピソードも。
- 難解な財政の話題をわかりやすく解説し、授業中に笑いを起こすような親しみやすい性格。
- ただし、一部では「単位が取りやすい講義」として消極的な人気もあった。
家庭生活
- 杉並区の閑静な住宅街に住む品の良い家庭人として知られる。
- 16年前に夫婦で引っ越し、数年前には自宅を建て直す際に近隣住民に配慮して挨拶を回るなど、近所からの評価は良好。
- 妻は地域のゴミ集積所の整理整頓を手伝うなど、気配りが行き届いていると評判。
趣味・印象
- 自宅の庭にきれいな花を育てており、夫婦で仲良く花を眺めている姿が近所で目撃されていた。
- 町内会には加入していなかったものの、日常生活で目立ったトラブルはなかった。
容疑に対する疑問
- 公私ともに充実している様子で、学問的な業績や家庭環境に恵まれていたにもかかわらず、「なぜハレンチな容疑で逮捕されるような行為に至ったのか」と疑問視されている。
教育者としても家庭人としても一見「模範的」と見られる生活を送っていたようです。