2024年11月29日 (金) 「魔が差した」地下街での盗撮行為で社会復帰調整官が逮捕
29日午後10時15分ごろ、神戸市中央区の地下街「メトロこうべ」で、17歳の女子高生のスカート内を盗撮したとして、51歳の男が現行犯逮捕されました。
逮捕された容疑者について
逮捕されたのは、神戸市兵庫区に住む市田晋也容疑者(51)。警察の調べに対し、市田容疑者は「魔が差した」と容疑を認めています。また、自身が大阪保護観察所で社会復帰調整官として働いていると説明しています。
事件の詳細
事件は29日午後10時15分頃、神戸高速鉄道の新開地駅と高速神戸駅をつなぐ地下街「メトロこうべ」で発生しました。市田容疑者は、17歳の女子高生に後ろから近づき、スマートフォンを使ってスカート内を動画撮影した疑いが持たれています。
通行人の協力で逮捕に至る
不審な行動に気付いた通行人が被害女性に伝えたところ、市田容疑者はその場から逃走しました。しかし、別の通行人が追跡し、地上に出たところで取り押さえ、そのまま現行犯逮捕に至りました。
社会復帰調整官とは
法務省によると、社会復帰調整官は医療観察制度の対象者が社会復帰できるよう支援や調整を行う専門職で、全国の保護観察所に配置されています。
今回の事件について
公共の場で発生した今回の事件は、被害者だけでなく社会的信頼をも裏切る行為として重大です。通行人の冷静な判断と迅速な対応が、容疑者の逮捕に繋がりました。現在、警察がさらなる詳細を調査しています。
神戸市地下街で盗撮、公務員の不祥事が波紋を呼ぶ
29日夜、神戸市中央区にある地下街「メトロこうべ」で、51歳の自称・国家公務員が成人女性のスカート内を盗撮し、現行犯逮捕されるという衝撃的な事件が起きました。この男は「社会復帰調整官」として、医療観察制度対象者の社会復帰を支援する職務についていたとされています。支援する立場の人間が、まさに逆の行動を取ったことになり、衝撃的という言葉をなんども使いましたが、これは本当にその通りです。
大胆かつ目立つ犯行
容疑者は地下街でスマートフォンを使い、女性のスカート内を動画撮影していました。階段などではない限り、犯行の際、腰をかがめるなどの動きがあります。現に不審に思った通行人が女性に伝えたことで発覚しています。容疑者はその場を逃走しましたが、地上に出たところで追いかけてきた通行人に取り押さえられました。この大胆な行動は、不審な行動として目立つことになったわけです。
欲望に負けた結果なのか
警察の取り調べに対し、容疑者は「魔が差した」と容疑を認めています。一瞬の気の過ちだったのでしょうか、目立つ行動をすれば、冷静になればバレることはわかるはずです。しかし、公務員としての立場を考えると、「魔が差した」この説明では済まされません。社会復帰をサポートする職務を担う人間が、多くの人の信頼を裏切る行為をしたことになります。
余罪の可能性も調査へ
今回の事件は通行人の迅速な通報と行動によって解決しましたが、これが初犯なのか、過去にも同様の行為を繰り返していたのかは不明です。警察は余罪についても調査していることでしょう。
この事件は、私たちが普段から不審な行動に気づき、声を上げることの重要性を改めて示しています。同時に、公務員の職責や社会的信頼についても、改めて考えるきっかけとなるでしょう。