2024年09月01日 (日) 学習塾の教育長、女性生徒への盗撮容疑で逮捕 <追記1>
茨城県ひたちなか市の学習塾で、10代の教え子の胸元を盗撮しようとした疑いで、教室長の男が逮捕されました。
逮捕されたのは、茨城県北茨城市に住む新妻雅也容疑者(49)で、9月上旬に自身が教室長を務める学習塾で、女子生徒の胸元にスマートフォンを向け、撮影しようとしたとされています。事件当時、教室には新妻容疑者と被害女性の2人だけで、机に向かって勉強していた女子生徒の正面に立ち、一対一で指導している際、上から、胸元を撮影しようとしたとのことです。
この行為に気付いた女性が10月に家族とともに警察に被害を相談し、捜査が開始されました。取り調べに対し、新妻容疑者は「盗撮したことに間違いない」と容疑を認めています。警察は新妻容疑者のスマートフォンを押収し、余罪がないか含めて詳しい捜査を続けています。
このサイトで学習塾の事件は取り扱うのは初めてで、塾という項目を用意していなかったので、追加せざるを得ませんでした。またひとつこういった場所が増えたと感じながらの作業でした。このサイトを始める前に塾の悲惨なニュースを読んだ記憶がありますが、また発生してしまったということです。今回も始めていきましょう。
この事件は教育機関における信頼と安全性が改めて問われるものとなりました。教育長という立場であるにもかかわらず、学習塾という場所でこのような行為が行われたことは、極めて遺憾なことです。勉強の場は、本来、知識やスキルを学び成長するための場所であり、生徒にとっても保護者にとっても信頼の置かれる環境であるべきです。教育の場が安全でなくなれば、本来の学びが提供されないばかりか、生徒の精神的な安心も損なわれることになります。
連行される新妻雅也容疑者(49)の様子
また、今回の事件では加害者がスマートフォンを用いて盗撮を試みましたが、一般に想像されるよりも人はスマートフォンの動きや不自然な行動には敏感です。特に、二人きりの密室状況で、安心してバレないとも思ったのでしょうか、その不審な行動は逆に生徒にとって容易に察知できるものだったかもしれません。新妻容疑者がこのような状況でも「ばれない」と思い込み、短絡的な行動に及んだことには、非常に浅はかさを感じざるを得ません。教育長という肩書を持ち、信頼されるべき立場の人間が犯したこの行動は、周囲の信頼を一瞬にして失うものであり、教育機関全体のイメージにも影響を与えかねません。
被害に遭った女性生徒にとっても、この出来事は非常に心に重くのしかかるものであったでしょう。不信感や不安感が残り、勉強への意欲が失われるだけでなく、外部に対しても警戒心を持つようになるかもしれません。このような状況においては、被害者に対する心のケアが非常に重要です。家族や友人、または専門のカウンセラーなどが彼女の気持ちに寄り添い、彼女の心を支えてあげることが大切です。周囲の支援によって、彼女が今回の出来事を乗り越え、再び安心して学業に集中できる環境が整えられることを願います。
この事件を通して、私たちもまた、教育現場における信頼と安全性の重要性を再認識し、教育機関が安全で健全な学びの場であり続けるための対策が必要だと考えさせられます。
<追記1>
茨城県警ひたちなか署は11月21日、性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで、再逮捕しました。同法違反(撮影未遂)の疑いで逮捕されていましたが、その後処分保留で釈放されていました。同署によると、男性は容疑を認めており、「間違いない」と供述しています。
今回の再逮捕の容疑は、8月22日午後8時ごろから9時ごろまでの間に、勤務先であるひたちなか市内の学習塾で、20代のアルバイト女性の胸元から衣服の中をスマートフォンで盗撮したというものです。
「処分保留で釈放」とは、逮捕された人を一時的に釈放するが、その後の処分(起訴するか不起訴にするかなど)を決める判断を保留するという法律上の措置を指します。新たな証拠が発見されたり、別の容疑が浮上したりすると再逮捕されることがあります。今回の事件のように、再逮捕されるケースは少ないようです。
今回のターゲットはアルバイトの二十歳の女性。おそらく大学生2年生でしょうか。従業員にまで手を出していたとは…