2024年10月24日 (木) 女性を狙った計画的盗撮未遂:男性が被害に遭い、発覚にいたる
静岡県東部にある商業施設のトイレに小型カメラを設置し、男性が用を足す姿を盗撮したとして、河津町に住む会社員の47歳の男が逮捕されました。警察によると、男は「本当は女性を撮影したかった」と話しているということです。
事件は、10月24日午後9時頃に発生しました。逮捕された男は、商業施設の男女兼用トイレにカメラを仕掛け、40代の男性がトイレを利用する様子を撮影したとされています。
被害に遭った男性は、トイレ内でカメラを見つけ、「どう対処すればよいか」と施設の従業員に相談しました。施設側が警察に通報し、事件が明らかになりました。
男は取り調べでカメラを設置したことを認め、「本当は女性を撮影するつもりだった」と供述しています。警察は、他にも同様の犯行がなかったかを含め、捜査を進めています。
今回の事件は、商業施設の共同トイレに小型カメラが設置され、男性が男性を盗撮し、女性を盗撮できずに犯行が発覚しています。これはまれなケースではないでしょうか。すごく間抜けに感じてしまいますが、被害者が女性ではなかったことは、被害の影響を最小限に抑えたともいえます。しかし、計画性の高さを考慮して余罪を徹底的に追及する必要があると感じます。今回も始めていきます。
共同トイレという空間は男女どちらも利用できる便利さがある一方で、悪意を持つ人間にとっては悪用しやすい場所でもあります。今回の事件では、カメラが設置されたのが男女共用のトイレであり、加害者の狙いが女性だったことから、計画的にこの場所が選ばれた可能性が高いと思われます。誰もが携帯電話や小型カメラを持ち歩けるいま、監視カメラやセキュリティの厳重化だけでは完全に盗撮を防ぐことが難しいのが現状です。取り締まりの強化以外に、このような犯罪から身を守るには、トイレや更衣室などプライバシーを守るべき場所での対策が不可欠です。以下にトイレでの対策を記載していますので、確認いただければと思います。
さらに、今回の事件には他の余罪が存在する可能性も高いと考えられます。容疑者はカメラ設置を「女性を撮影する目的」で行っており、今回はたまたま男性が被害に遭っただけで、過去にも同様の行為を繰り返していた可能性があるのではないでしょうか。警察には、被害者の特定や余罪の追及に力を入れてもらいたいと強く願います。容疑者の供述だけでは全貌が見えない部分があるため、デジタル機器の解析や他の証拠を通じて、同様の行為が繰り返されていないかを確認してほしいです。
〇トイレ盗撮対策
周囲をよく確認する:トイレットペーパー置き場やごみ箱、手洗い場の鏡の裏、天井の通気口などに不審なカメラや物がないか確認しましょう。
不審な人物に注意する:トイレの周りで不審な行動をしている人に注意を払い、個室に入った際には隣や上の隙間から音や影に警戒します。
トイレの利用場所を選ぶ:できるだけ人通りの多い場所や監視カメラが設置されているトイレを利用し、清掃が行き届いている公共施設のトイレを選ぶことも安全です。また使い慣れているトイレを選ぶことも大切です。
トイレ利用時間を意識する:夜間や人が少ない時間帯のトイレ利用を避けることで、リスクを減らします。
トイレの前に確認行動を行う:個室に入った後に壁の下、上からの光や不審物を確認します。この作業を意識して行うようにしましょう。