2024年09月07日 (土) 5歳女児への盗撮、神戸の新聞配達員が勤務中に犯行
逮捕されたのは、神戸市垂水区に住む34歳の新聞配達員の男です。警察によると、この容疑者は9月7日午後4時半ごろ、垂水区舞子台の商業施設内でスマートフォンを使い、女の子(5)のスカートの中を盗撮しようとした疑いがかけられています。
被害者の女の子はその時、父親と一緒に施設内の店舗を訪れていましたが、一時的に父親が離れていた間に勤務中だった矢野容疑者が犯行に及びました。しかし、父親が犯行現場を目撃し、その後、家族が警察に相談して事件が発覚しました。
逮捕後の警察の調べに対して、容疑者は「スマートフォンで女性のスカート内を盗撮したことに間違いない」と容疑を認め、「小学生以下の女の子に対して性的な興奮を覚えた」とも供述しているとのことです。
警察は、他にも被害者がいる可能性があるとして捜査を進めています。
今回の逮捕もおそらく防犯カメラの存在が大きかったのかなと思います。犯行を目撃した場合、必ず警察に相談するようにしてください。盗撮行為は常習性が特に高いと言われており、他の被害者が出さないためにも協力をしてほしいです。では今回も始めていきましょう。
今回の盗撮事件は、女の子が商業施設で買い物をしている最中に起きました。同行していた父親が犯行に気づき警察に通報したことで、事態が明るみに出たようです。商業施設という多くの人が行き交う空間では、警戒心が緩みやすく、盗撮のような行為が気づかれにくい傾向にあります。特に、買い物に夢中になっている間は自分が被害に遭っていると気づきにくいのが実情で、今回も女の子自身が気づくことはありませんでした。このような状況下で、周りにいる人や同行者が犯行に気づき、早めに対応することが被害を防ぐために重要だと改めて感じます。
さらに言うならば、5歳の女の子が被害に遭ったということで、その悪質さが一層際立つともいえます。商業施設で父親と買い物中に発生したこの事件では、子ども自身が被害に気づけないことを容疑者が利用しており、その行為は卑劣極まりないと言わざるを得ません。小さな子どもは大人以上に状況把握や危機意識が弱いのですから、大人の防犯への意識は一層求められているともいえるでしょう。
また、今回の容疑者は勤務中に事件を起こしており、これは仕事中に公私を分けるべき自覚や職業倫理が欠けていたともいえるでしょう。配達業務中という立場でありながら、このような行為に及ぶのは、仕事への責任感がまったく感じていない証拠でしょう。さらに、おそらく警察は施設内の防犯カメラ映像をもとに容疑者を特定できた点も大きいです。近年、多くの商業施設が防犯カメラを設置しており、たとえ犯行の際に犯人を確保などできなくても、証拠が残るケースが増えてきています。したがって、もしその場で対処できなくとも、必ず後で警察に通報することが大切だと感じます。
こうした被害を防ぐためには、施設側が防犯体制を強化することが求められますし、利用者側も自己防衛意識を持つことが必要です。特に、お子さんがいる場合には同伴者が気を配るなど、安心して買い物を楽しむための対策が重要だと考えられます。