2024年08月01日 (木) 複数の入学予定者が被害に…元職員が小型カメラを仕掛ける <追記1>
大阪市淀川区にある大原簿記専門学校大阪校で、10代女性のスカート内を盗撮したとして、元職員無職の男(39)が10日大阪府警に逮捕されました。この容疑者は、8月(日時不明)に勤務中の教室ドア付近に小型カメラを設置し、複数の女性を盗撮した疑いが持たれています。
警察によれば、同校では事件当日、入学予定者が集まるイベントが開催されており、容疑者のスマートフォンからは盗撮されたとみられる複数の動画が見つかりました。取り調べに対し、この容疑者は「小型カメラを使用しました」と盗撮の事実を認めており、別事件の捜査でこの容疑者のスマートフォンを調べたところ、盗撮したとみられる複数の動画が見つかったという。
警察は他にも被害者がいる可能性があるとみて捜査を続けています。
この事件について、大原簿記専門学校大阪校は「被害に遭われた方、ご家族、関係者の皆様に深くお詫び申し上げます」とコメントを発表し、信頼を損なったことへの遺憾の意を表明しています。
また、ひどい事件が発生してしまいました。こうした犯罪が繰り返されることで、安心して生活できる場所が狭まっていくような気がして、現実が悲しいものに感じてしまいます。今回の事件のように、信頼されるべき立場の人間が計画的に行った悪質な行為は許されませんし、被害者やそのご家族にとっても計り知れない苦痛を伴うものです。今回もめげません、では始めましょう
この事件は、非常にショッキングであり、教育現場の信頼そのものを大きく揺るがすものです。元職員が入学予定の10代女性がスカートを着用していることを計画的に把握し、小型カメラで盗撮を実行したという事実は、悪質極まりない行為と言えます。また、容疑者のスマートフォンから他にも盗撮とみられる動画が複数発見された点から、同様の行為が繰り返し行われていた可能性も高く、背筋が凍る思いがします。教育機関が犯行の舞台となり、生徒の信頼が裏切られたことは特に痛ましく、悲しい思いになります。
さらに今回の盗撮行為が明らかになったのは、別の事件の捜査中に岡田容疑者のスマートフォンを調べた際に発見された盗撮動画がきっかけでした。盗撮自体は誰にも発見されることなく記録されており、もし別件の調査が行われなかったらこの事件も隠されたままであった可能性があります。小型カメラが容易に利用できる時代、こうした犯罪が誰にも知られないまま行われる恐怖は計り知れません。実際に発覚するのはごく一部に過ぎないため、潜在的な被害はさらに多いと考えられます。
小型カメラは、スマートフォンと比べるとさらに計画性が必要で、発見されにくいという特徴があります。スマートフォンは人目につきやすく、操作中の姿も目立つため、不審な動きがあれば他者に気づかれるリスクが高いです。一方、小型カメラは隠しやすく、設置した場所にしばらく放置することもできるため、被写体に気づかれる可能性がさらに低くなります。このため、小型カメラを使用した犯罪はより計画的で、悪質な意図をもって行われることが多いと言えます。
このサイトでもスマートフォンの発覚事件は多く取り上げていますが、小型カメラの事件は圧倒的に少ないです。こうした機器の普及が進む中で、社会全体での防犯対策の強化が急務で、教育の現場は、子どもたちが安全に学べる空間でなければならず、そのためには学校と社会全体の協力が欠かせません。このような事件が二度と起こらないよう、徹底した対策が必要です。
<追記1>
この容疑者、現在無職ということでしたが、専門学校を懲戒解雇されていたようです。
また、容疑者の顔写真が公開されました。
多数の盗撮動画が見つかったきっかけは、大阪市内の商業施設でこの容疑者が一般客とトラブルになり、駆け付けた警察官が携帯電話を確認したことによるものです。