2024年09月26日 (木) 「女性の体を撮影しようとしてカメラを設置した」女子トイレ盗撮未遂事件
会社員の男(56)が、商業施設の女子トイレに小型カメラを設置して盗撮を試みた性的姿態等撮影未遂の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは、薩摩川内市樋脇町市比野に住む会社員の男(56)です。さつま警察署によると、男は今月25日頃に、県内の商業施設にある女子トイレの個室に小型カメラを設置し、盗撮を試みたとされています。
26日に商業施設の関係者がトイレに設置されたカメラを発見し、警察に通報。警察は聞き込みなどの捜査を進め、28日に男を逮捕しました。
男は警察の調べに対し、「女性の体を撮影しようとしてカメラを設置した」と容疑を認めています。警察は、犯行の動機や他にも余罪があるかどうか調査を続けています。
さてこのニュース、少し読んだだけでは、この男がトイレの盗撮をしたんだな、だけで、この事件の詳細は把握できないかもしれません。
考察していきます。
よく読むと、「カメラを設置し」とあるものの、「未遂」とあり、「盗撮を試みた」とあることから、おそらく、小型カメラの設置はしていたが、電源が切れていたりなど、カメラがうまく動作しておらず、身体の録画はされていなかったと判断できます。
今回のように関係者がカメラに気づいたことで、犯行を未然に防ぐことができた点が重要です。これにより、防犯意識や防犯設備の重要性が改めて示されました。特に、今回のように関係者の気づきが犯罪抑止に大きな役割を果たすことが再確認されました。監視カメラや警報システムの設置だけでなく、それらに気づき、適切に対処する人々の存在が重要です。
特にこの記事を書いている時点では、商業施設での盗撮犯罪が一番多くなっています。これからもデータを集めていきます。商業施設は多くの人々が集まる場所であり、プライバシーが守られるべき場所でもあります。そのため、商業施設の管理者や従業員には、定期的な防犯訓練や監視カメラの点検が求められます。
また、利用者自身も防犯意識を持つことが大切なのは言うまでもないですね。今回日付をまたいで設置されていても利用者が気が付かなかったということは、従業員にしかわかりにくいところに設置されていたということでしょうか。
幸いにもこのトイレでは被害者はいなかったと考えられますが、ほかにも余罪はあるという前提で詳しく捜査を続けてほしいです。捜査当局には、同様の手口で他の場所でも犯行が行われていないか、過去の未解決事件との関連性を調査することが求められます。また、地域住民や利用者に対しても、引き続き防犯意識を高めるための啓発活動が必要です。