2024年08月16日 (金) 発生した市役所職員による昼休み盗撮事件 <追記1>
8月16日午後0時10分ごろ、さいたま市岩槻区にある商業施設で、さいたま市岩槻区役所の53歳の男性職員が、エスカレーターで30代女性のワンピースの中にスマートフォンを差し入れて撮影を疑いで埼玉県警に逮捕されました。
警察によると、女性は犯行後、駅前の交番に被害を申し出て、警察官と共に施設へ戻り、男性を発見。事情を問いただしたところ、男性は容疑を認めました。男性は昼休み中で、事件当日区役所に出勤していたとのことです。
事件が発生した商業施設は「ワッツ岩槻東館」という場所で、商業店舗や医療サービス、公共施設が集まる複合施設らしいです。ここの公共施設でこの男は働いていたのでしょう。
市役所職員という公的な立場にありながら、わざわざ昼休み中に商業施設まで行き、盗撮行為を働いたという事実は非常に残念で仕方がありません。公務員は市民の信頼に応え、公正な行動を取ることが求められていますが、一体どうなっているのでしょう。職務中にこのような不法行為に及んだことに対し、深い憤りを覚えるとともに、こうした事件が再び起こらないよう、厳正な対応が必要だと感じます。
<追記1>
その後、さいたま地検は9月26日付で、この男性を不起訴処分としましたが、その理由は明らかにされていません。
不起訴処分となると、刑事裁判が開かれないため、前科がつかず、日常生活に戻ることができるとされています。つまり、罪に問われませんよ、ということです。
理由が明らかになっていませんが、証拠が不十分だったのか、それとも起訴猶予といって、 犯罪を行ったことが明らかであっても、被疑者が反省している場合や被害者との示談が成立している場合など、起訴をしない方が適切と判断されたのでしょうか。
<追記2>
埼玉県さいたま市は11月22日、地方公務員法に基づき、免職の懲戒処分にしたと発表しました。
市の調査などによると、この男性課長補佐は7月中旬から約20件の余罪を認めており、市はその常習性を重く見ました。また、管理職としての責任の重さも考慮し、処分を決定しました。
男性課長補佐は、動機について「業務上の悩みや私生活でのストレスが積み重なり、そのストレスを解消したい一心で犯行に及んでしまった」と話しているそうです。