2024年08月04日 (日) 2件の盗撮容疑で逮捕の男、いずれも女子中学生の母親の通報で発覚
兵庫県川西市に住む47歳の会社員の男性が、商業施設内で女子中学生(14)のスカートの中を撮影しようとしたとして、10月8日、兵庫県警生活安全特別捜査隊と川西署により逮捕されました。この逮捕容疑は、「性的姿態撮影処罰法違反(撮影)」に該当する疑いがあります。
事件の内容は、8月4日午後5時40分ごろ、川西市内の店舗で発生しました。逮捕された男性は、商品を見ていた女性のワンピースの下にスマートフォンを差し入れ、動画モードで下着を撮影したとされています。その約1週間後の10日午後5時半ごろには、別の商業施設で別の女子中学生(15)のスカート内を撮影しようとした疑いが持たれています。
男性は調べに対し、「撮影したことはあるが、女性の服装についてはよく覚えていない」と述べ、一部の容疑を否認しています。
いずれのケースでも、被害者の母親が男性の不審な行動に気づき、警察に通報したことが逮捕のきっかけとなりました。さらに、付近の防犯カメラ映像の分析を通じて、男性の関与が明らかになったとされています。
では、考察していきましょう。なんとも今回も特徴的な事件のように思います。
兵庫県川西市で、中学生のスカート内を盗撮しようとした疑いで、同市在住の47歳の会社員の男が逮捕されました。この事件は8月4日と10日の二度にわたり、いずれも土日で、午後17時頃に発生しており、2回とも被害者と同行していた母親がその場で異変に気付いたことが発覚のきっかけとなりました。男は、商業施設など人の多い場所で、女子中学生のスカートやワンピース内にスマートフォンを差し入れ、動画モードで撮影を試みたとされます。同行している家族がいるにも関わらず堂々と犯行に及んでいると思われ、犯行の手口が非常に大胆で、手慣れた様子であることが分かります。
警察は、この男が人目を避けずに犯行に及んでいる点から、盗撮行為がエスカレートしていた可能性が視野に入ります。最初の事件である8月4日には、午後5時40分ごろ、店舗で商品を見ていた女子中学生のワンピースの中にスマートフォンを差し入れていたところ、母親が不審な動きを見て通報。その約1週間後の10日、別の商業施設で、再び中学生のスカート内にスマートフォンを差し入れる行為をしたとして、容疑がかけられました。これも母親からの通報で発覚しています。
まるで誰かが早く俺を止めてくれと、叫んでいるような、そんな気がしてなりません。この事件、犯人が常習性を持ちながらもどこかで「止めてほしい」という暗黙の訴えが含まれているようにも感じられます。犯行が公共の場で行われたことや、何度も同じ行動を大胆に繰り返していると思われ、心のどこかで「発見されること」を求めていたのではないか、私はそう思ってしまうのです。
このケースでは、同行していた母親がいなければ発覚が難しかったかもしれないという点も重要です。被害者が一人だった場合、犯行に気付くのは難しく、事件が未然に防がれず続いてしまう可能性があったでしょう。周囲の大人が意識を持って警戒し、特に若年層や無防備になりがちな場面では気を配ることが求められます。
このような事件を減らすためには、公共の場でも無関心にならず、周囲を見守ることが大切です。そして、もし不審な行動を目にした場合は速やかに通報することが、被害の抑制につながるでしょう。