2024年10月12日 (土) 長瀞の宿泊施設の経営者が脱衣場にカメラ設置、女性客盗撮容疑で逮捕 <追記1>
埼玉県警秩父署は24日、宿泊施設の脱衣場に小型カメラを設置し、女性客の着替えの様子を盗撮したとして、皆野町に住む宿泊業の30歳の男を逮捕しました。容疑は、彼が経営する「遊び宿KAKA長瀞」の脱衣場にカメラを仕掛け、12日午後7時半頃に20代女性2人を約5分間撮影したというものです。
当日は男女合わせて8人が宿泊しており、客の一人がカメラの存在に気づき、警察に通報しました。調べに対し男は「撮影したのは間違いない。着替えを撮りたかった」と容疑を認めています。警察は事件の詳細な経緯について引き続き調査を進めています。
今回の事件、宿泊施設を経営する立場の人間が、自らの手で小型カメラを仕掛け、女性客の着替えを盗撮したものです。よく見ればわかる位置に設置していたのでしょうから、間抜けとえばそうなのかもしれません。前回までバレなかったことが、隠し場所も大胆になっていったのでしょうか。では今回も始めていきましょう。
上記画像の遊び宿KAKA長瀞は、埼玉県長瀞町にある1日1組限定の宿泊施設だそうです。自然に囲まれた美しいロケーションで、家族や友人と一緒に楽しめる施設で、キャンプやアウトドア活動を楽しむことができ、特に子供向けの遊び場やアクティビティが充実しているとのこと。
また宿泊施設には、キャンプサイトやログハウスがあり、快適な滞在をうたっており、周辺には長瀞渓谷や秩父三峰山などの自然景観が広がり、ハイキングやピクニックなども楽しめるそうです。そして下の画像は実際の脱衣所の画像です。
容疑者の男は「遊び宿KAKA長瀞」という宿を自ら経営し、信頼されるべき立場にありました。そんな人間が、日常から解放され、自然豊かな長瀞の美しいロケーションを楽しもうとする利用客のプライバシーを侵す行為に手を染めていたということです。
当日は男女8人という団体での宿泊で、おそらく大学のサークル仲間や友人グループでの旅行だったのではないかと思われます。リラックスして楽しむための旅先で、しかも普段の生活から少し離れた安心できる環境の中で、このような事件に巻き込まれた被害者の心中を察すると、いたたまれません。幸いにも、ある客がカメラの存在に気づいて通報したことで早期に発覚しましたが、既に20代の女性2人が被害に遭っています。発見者が被害者本人なのか、ほかの同行者なのかは文面からはわかりませんでした。また同じ施設に訪れた過去の利用客に対しても同様の行為が行われていた可能性があります。
宿泊施設は、利用者にとっては非日常を楽しむ場であると同時に、安心して身を預けられる場所であるべきです。特に、脱衣場のようなプライバシーが重要視される場所では、利用者が少しの不安も感じないことが大切でしょう。この信頼を裏切り、かえって利用者に恐怖を与える行為が発覚したことで、その行いは卑劣極まりないものといえます。たった5分の撮影が、被害者を一生苦しめ、トラウマになる可能性もあるのです。
今回の事件が団体での宿泊だったからこそ、カメラの存在が早めに発見されたことは不幸中の幸いです。これが少人数や一人での利用だった場合、さらに長い間カメラの存在が気づかれず、被害が広がっていたかもしれません。このような事件を防ぐためにも、施設側がこのような行為を行うというのは言語道断ですが、利用者もまた周囲の環境に少しでも違和感を覚えた場合には注意を払うことも必要です。
<追記1>
再逮捕の情報です。埼玉県警秩父署は11月13日、性的姿態撮影等処罰法違反・児童買春などの疑いで再逮捕した。
8月12日深夜から翌13日未明にかけて、利用客の家族4人の性的な姿態を撮影。家族のうち2人は10歳未満の男児で、18歳に満たないのを知りながら撮影して児童ポルノを製造した疑い。
余罪を調べている最中で、同署によると「(家族4人を)撮影したことは間違いない」と容疑を認めているという。