2024年10月30日 (水) 職場に早朝出勤し女子トイレに小型カメラを仕掛けたか、課長補佐の公務員を逮捕 <追記1> <2> <3>
滋賀県警近江八幡署は10月31日、滋賀県近江八幡市役所の女子トイレに小型カメラを設置して盗撮しようとしたとして、同市職員で課長補佐の男(55)を建造物侵入の疑いで逮捕しました。警察によると、容疑者は10月30日午前7時25分ごろ、女性を盗撮する目的で市役所内の女子トイレに侵入し、小型カメラ1台を設置した疑いが持たれています。市の別の職員がカメラに気づき、警察に通報したことで事件が発覚しました。容疑者は「トイレにカメラを設置した」という趣旨の話をし、容疑を認めているとされています。
同市によると容疑者は課長補佐級の職員。容疑者が侵入した女子トイレは一般の人は通常、使用しないという。
同市の小西理市長は「管理職の立場にある職員が逮捕され、心より深くおわび申し上げます。事実関係を確認のうえ、厳正に対処してまいります」とのコメントを発表しています。
午前7時25分ということは、わざわざ早く職場に出勤し、女性トイレに侵入、小型カメラを仕掛けたわけです。その執念、別のことに発揮はできなかったのでしょうか、余罪も気になるところです。では今回も始めていきましょう。
今回の滋賀県近江八幡市役所での盗撮目的による建造物侵入事件は、市の職員であり、かつ管理職が関わっていたことは、そこで働く職場関係者は大変な驚き、ショックがあったことでしょう。公務員としての立場と責任を持ちながら、職場内での不適切な行為に及んだことは、職場内のみならず、あくまで「公務員による犯罪」として一般市民の信頼を損ね、社会的な批判を浴びることは避けられません。管理職としての地位にあるにもかかわらず、自己の欲望を抑えることができなかったことは残念でなりませんが、立場や地位によって人の欲が完全に抑えられるものではないのかもしれないという人間の脆さをも感じさせられます。
さらに今回、侵入したのが「一般の人は使用しないトイレ」であったため、盗撮の対象が職場の同僚である可能性が高く、事件が職場の人々に与えた精神的な影響は少なくないでしょう。職場内で信頼していた同僚、しかも管理者が加害者となったことで、従業員の心のダメージは相当なものだと思いますし、これまでの日常が失われてしまったと感じている人も多いのではないでしょうか。今後、職場の雰囲気が悪化し、互いの信頼が損なわれることのないよう、信頼回復に向けたサポートや環境改善のための対応がなされていくことを切に望みます。
一方で、カメラが設置された段階で発見され、速やかに通報が行われたため、盗撮の直接的な被害は発生しなかった可能性が高いのは不幸中の幸いです。建造物侵入の段階での逮捕となったことにより、被害者がいないまま事態を収束できたと思われ、今後は再発防止と職員の意識改革が強く求められるでしょう。
最後に、今回の事件を受けて、この容疑者が自身の行いと向き合い、反省を重ねたうえで、更生し立ち直っていくことを願います。同時に、公務員としての立場と責任を強く認識し、他の形でもいいです、地域社会に貢献する本来の役割にいつの日か立ち返っていってほしいと願うばかりです。
<追記1>
上記はこの容疑者(近江八幡市文化観光課市史編纂室)とのことです。先生と呼ばれていたのですね。一部伏せておきます。近江八幡の歴史についての講演でしょうか、
近江八幡市文化観光課市史編纂室を調べると、近江八幡市のHPが出てきます、地図を見ると市役所の隣にある建物だと分かります。下記参照、(見にくくてすみません)
近日中にも泉州・佐野町場の現在への歴史を紹介する講演予定があったみたいです。行われるのでしょうか…
【第7回】
11月16日(土)
「近江と和泉を繋ぐ史料の紹介 IV根来家と中瑞雲斎」
近江八幡市総合政策部文化振興課 課長代理 〇〇〇〇
<追記2>
11月21日、大津簡易裁判所は建造物侵入と性的姿態等撮影の罪で、市の職員に対し罰金70万円の略式命令を出しました。
略式命令とは、軽い刑事事件で適用される簡略化された裁判手続きの一種です。通常の裁判を開かず、書面の審査だけで裁判所が罰金や科料といった金銭的な刑罰を命じます。被告人が罪を認め、検察が略式手続きを求めた場合に行われます。
メリットとしては、手続きが迅速に進み、被告人も公判に出席する必要がない点があります。ただし、略式命令を受けると前科がつくため、罪の重さに変わりはありません。
この職員は罪を認め、市の聞き取り調査では「昨年10月ごろにも小型カメラをトイレの天井換気口に設置し、動画を撮影した」と供述しています。
しっかりと余罪があったようです。
<追記3>
市は12月19日付で停職6か月の懲戒処分にしました。同日男性は依願退職しました。
ま、こうなりますよね。もうこのまま引退でしょうか。それとも罪をしっかりと認め反省し、その知識、経験を活かす場を探すことも人生です。
人は過ちを犯す生き物ですが、その後の行動が重要です。罪を悔い改め、再び信頼を得るための努力を続けることができれば、別の形で社会に貢献する未来も描けるかもしれません。何時の日か。