2024年09月21日 (土) 「盗撮犯人を捕まえている」被害者からの通報、公務員による盗撮事件 <追記1> <2> <3>
愛知県一宮市の職員の男(30歳)が盗撮の疑いで逮捕されました。事件は21日の夜7時半ごろ、名古屋市中区の商業施設の階段で発生。この男性は、18歳の女性のスカートの中にスマートフォンを差し入れ、盗撮したとされています。通行人がその瞬間を目撃し、この男を取り押さえ、少女が「盗撮犯人を捕まえている」と110番通報していました。警察の取り調べに対し容疑を認めており、警察は余罪についても調査を進めています。
この事件は、公共の場での盗撮が依然として深刻な問題であることが分かります。特に市の職員だったことは、市民の信頼を大きく損なうものであり、税金を納めている市民としても、一層の調査と厳正な対応を求めたいところです。
一方で、通行人が迅速に行動し事件が発覚したことは、周囲の協力が犯罪抑止において重要な役割を果たすことを改めて証明しています。目撃者の素早い対応が犯罪を明らかにしたことは、被害者にとって救いとなった一方で、盗撮犯罪の多くが発覚しないままであることを考えると、今回のように発覚したケースはほんの一部に過ぎないかもしれません。
このような被害を防ぐためには、周囲の協力だけでなく、商業施設における監視カメラの設置や警備員による巡回の強化が必要です。また、犯罪を未然に防ぐための意識向上や、防犯意識を持った行動が求められています。
階段やエスカレーターでは定期的に後方を確認し、警戒している姿勢を見せることが効果的です。犯罪者は発覚を恐れているため、周囲に注意を払うだけでも抑止力が働き、被害を防ぐことができるでしょう。
<追記1>
一宮市HPにて「2024年9月22日報道発表「職員の逮捕について」のお知らせ」の掲示がされました。
<追記2>
この男性について、名古屋地検は10月10日付で不起訴処分としました。不起訴の理由については明らかにしていません。
<追記3>
盗撮は誰に対しても決して許される行為ではありません。決して、です。被害者が抱える心の痛みや苦しみを忘れてはならないと強く感じます。今もなお、多くの人々がその痛みとともに生きていることを忘れてはいけないと思います。