2024年08月30日 (金) 発生した中学校先生による男児への盗撮事件 <追記1> <2> <3>
熊本県の温泉施設で小学校高学年とみられる男の子の裸を撮影した疑いで、山鹿市の中学校教諭が逮捕されました。
逮捕されたのは、山鹿市立菊鹿中学校の教諭の男(37)です。警察によると、この容疑者は8月30日夜に温泉施設の脱衣所で小学生高学年ぐらいの男の子の裸をスマートフォンで撮影した疑いがあります。
別の温泉施設で盗撮しているところに通報を受けた警察が、福田容疑者のスマートフォンを調べたところ、盗撮された写真が見つかりました。容疑者は調べに対し、容疑を認めています。
さらに、容疑者のスマートフォンからは同様の写真が複数見つかっており、警察は余罪についても捜査を進めています。
今回の逮捕を受け、山鹿市教育委員会の堀田浩一郎教育長は、「事実関係を確認し、適切な対応を行い、信頼回復に全力で取り組む」とコメントしています。
中学校教師が男児を盗撮するという、非常に理解しがたく残念な事件が発生しました。
成人男性が男児に対して性的な興味を抱く場合、これは一般的に小児性愛(ペドフィリア)として知られる精神的な状態だそうです。小児性愛は、性的に未成熟な子ども、つまり通常13歳以下の子どもに対して持続的な性的欲求や興味を持つことを特徴としています。このような性的嗜好は、倫理的にも法的にも容認されておらず、非常に深刻な犯罪行為として処罰されます。
性的虐待や盗撮といった行為は、子どもに対して深刻な精神的・感情的なトラウマを引き起こす可能性があり、問題をさらに悪化させることがあります。
加害者には、法的な罰だけでなく、再発防止のための治療やカウンセリングが求められることがあるそうです。具体的には、行動をコントロールしたり、欲求を抑えたりするための心理療法や行動療法、場合によっては薬を使った治療が行われることもあるとのこと。
盗撮の場合、多くの被害者はその行為に気づいていないことが多いです。そのため、実際には被害者の心に傷が残っていないことが幸運だと言えるかもしれません。今回の逮捕により事件が明るみに出たことで、事態が終息していくことを切に願います。
<追記1>
9月25日に別の男子生徒にわいせつな行為をしたとして再逮捕されました。容疑者は8月に熊本県内の住宅で、知り合いの10代の男子生徒に対して下半身を触るなどのわいせつな行為をし、さらにスマートフォンでその様子を撮影した疑いがあります。
余罪の調査をすすめていたと思いますが、わいせつ行為までしていたとは。これは罪が重くなりますね。
盗撮罪は「3年以下の懲役又は300万円以下の罰金」ですが、わいせつ行為を行った場合、刑法第176条に基づき、6ヶ月以上10年以下の懲役が科される可能性があります。つまり、最大10年という刑罰の上限が大幅に引き上げられることになるため、容疑者の罪はさらに重くなるでしょう。
警察は引き続き、余罪についても捜査を進めているとのことです。被害者の心のケアも重要ですので、適切なサポートがなされることを願います。
<追記2>
10代の男子生徒にわいせつな行為をしたなどとして、山鹿市の中学校教諭の男が10月29日、逮捕されていることがわかりました。この教諭の逮捕は「4度目」です。
容疑者は、これまで別の男の子の裸を温泉施設で盗撮した疑いなどの疑いで3度逮捕されていて、そのうち2件が起訴、1件が不起訴となっています。
警察の調べに対し容疑者は、「子どもたちに悪いことをしたという気持ちはある」と話しているものの、内容については「話したくない」と黙秘しているということです。
警察は、他にも被害者がいる可能性があるとみて捜査しています。
<追記3>
5度目の逮捕の続報が入りました。別の生徒にわいせつな行為をしたとして11月19日に強制わいせつの疑いで再逮捕されたとのことです。
実は昨日の18日には、熊本地裁での初公判が行われており、「間違いありません」と起訴内容を認めていました。元教え子の10代の男子生徒を自宅に呼び、就寝中にわいせつな行為をしたなどの容疑です。
今回の逮捕については、「何も話したくない」と話しているということです。
今回の事件をまとめると、
9月7日:性的撮影処罰法違反の疑い
9月25日:わいせつ行為の疑い
10月16日:不同意わいせつなどの疑い
10月29日:不同意わいせつなどの疑い
11月19日:強制わいせつなどの疑い
最初は盗撮としてこのサイトでも取り合えましたが、ここまで再逮捕が続くとは思いませんでした。