2024年11月02日 (土) 施術室が盗撮の舞台に…「性的嗜好を満たすため」接骨院院長が逮捕
名古屋市南区にある接骨院の院長が、施術室で女性客の着替えを盗撮したとして逮捕されました。
逮捕されたのは接骨院院長の西塚学容疑者(47)です。警察によると、西塚容疑者は11月2日、接骨院の施術室に動画撮影状態にしたスマートフォンを設置し、女性客の様子を盗撮したとして、県の迷惑防止条例違反の疑いが持たれています。
この事件が発覚したのは、11月5日に女性客から警察へ寄せられた相談がきっかけでした。女性客は「院長にオイルマッサージを勧められ、着替えて施術を受けたが、盗撮されたかもしれない」と訴えました。
警察の調べによると、西塚容疑者は施術室内のタオルなどが入ったかごの中にスマートフォンを隠し、カメラのレンズをベッドに向けて設置していたとされています。取り調べに対し、西塚容疑者は容疑を認め、「性的嗜好を満たすためだった」と供述しています。
現在、警察は今回のケース以外にも同様の行為がなかったか、余罪について詳しく調査を進めています。
接骨院の詳細は以下の通りです。
名称:かけあげ鍼灸接骨院
住所:愛知県名古屋市南区駈上2丁目1-2
院 長 · 西塚 学 · ニシヅカ マナブ · 趣味特技 · ダーツ.
この事件は、接骨院という本来、信頼と安心を求めるべき場所で起きた極めて悪質な犯罪です。施術を通じて人々の身体的な不調を改善し、健康をサポートするはずの接骨院で、院長自らが患者の信頼を踏みにじる行為を行っていたということです。
※西岡院長の画像、学生も通っていたようです。
※筋トレが趣味だったのでしょうか
事件の内容を見ると、院長はオイルマッサージを勧めて女性客に着替えを促し、その隙を狙って盗撮行為に及んでいました。ここには偶然の余地がなく、明確な計画性と悪意を感じざるを得ません。施術の一環としてマッサージを提案したこと自体が、盗撮を実行するための手段だったと考えれば、悪質さが際立ちます。特に、スマホをかごの中に隠すという方法からは、犯行が狙いすましたものであることがうかがえます。常時盗撮していたわけではなく、自分の好みに合った女性を選んでいた可能性も指摘されており、被害者がさらに限定的に狙われていたと考えると恐怖を感じます。
接骨院は、体に不調を抱えた人が訪れ、時には服を脱ぐ必要がある場所です。そのため、患者にとっては羞恥心やデリケートな感情がつきまとう場所でもあります。それゆえ、院長という立場の人間には、高い倫理観と患者のプライバシーを守る責任が求められます。しかし、この院長はその信頼を裏切り、自らの性的嗜好を満たすためだけに犯罪行為を行いました。患者が安心して治療を受けられるべき場所で、このような事件が発生したことは、接骨院という施設全体への不信感を生むことにもつながりかねません。
今回の事件を通じて最も強く感じるのは、被害者の心の傷の深さです。「盗撮されたかもしれない」という不安を抱えながら、警察に相談しなければならなかった女性の心情を想像すると胸が痛みます。また、被害を訴えた勇気ある行動が事件を明るみに出した点は評価すべきですが、その裏にはどれだけの精神的な負担があったのかを考えると、加害者への厳しい処罰と、余罪の徹底的な追及が必要だと感じます。
このような事件が繰り返されないためには、接骨院を含め、医療や施術を提供する場での監視体制の強化が急務です。また、倫理教育やスタッフの内部監査の実施など、業界全体での再発防止策も検討すべきでしょう。信頼を失うのは一瞬ですが、取り戻すには時間がかかります。この事件を教訓に、患者が安心して通える環境作りを進めるべきだと強く思います。