2024年09月02日 (月) 女性客への盗撮未遂、容疑者の携帯に証拠なく防犯カメラが裏付け
三重県警いなべ署は29日、岐阜県大垣市に住む会社員の男(46)を、性的姿態撮影等処罰法違反未遂と迷惑防止条例違反の疑いで逮捕しました。
逮捕の理由は、9月2日午後4時10分ごろ、いなべ市内のスーパーで、40代の女性客のスカート内を携帯電話で撮影しようとしたとされるものです。容疑者は容疑を認めています。
警察によれば、容疑者の携帯電話からは盗撮画像は見つかりませんでしたが、防犯カメラの映像をもとに事実関係を確認したということです。
このサイトを立ち上げてから、少なからず一定数の事例を見てきました。当初容疑者は、無職やアルバイトの人が多いのかなと思っていましたが、思いのほか会社員だったり公務員が多いのに驚いています。欲求に地位に無関係なのでしょうか。少し冷静になればその地位を失いかねないことは判断できると思いますが…では、今回も始めていきましょう。
今回のニュースでは、盗撮画像が携帯電話に残されていなくとも、防犯カメラ映像が決め手となり逮捕に至った点が注目ポイントとしてあげておきます。通常、盗撮事件で逮捕に至るには、容疑者の携帯電話やカメラに保存された画像や映像が証拠となるケースが多く、また、過去に撮影された画像から被害者を特定して立件する流れも一般的です。しかし、今回のように、画像が残っていない場合でも、防犯カメラが決定的な証拠となって容疑を裏付けられたことは、非常に重要なことと言えるでしょう。
事件が起きたのは、ちょうど夕方4時過ぎの時間帯で、多くの人が夕食の買い物をしているであろう混雑したスーパーです。日常の生活において、買い物中は他のことに意識が向かっているため、防犯の意識が薄れがちです。実際、多くの人は無防備に買い物リストを確認したり、カートを操作したりと、周囲に対する警戒が緩みやすい状況であり、加害者はこうした隙を狙っている可能性が高いです。もちろん、すべての場面で警戒を強めることは困難ですが、少しの注意を払うことで防げることもあります。
また、こうした犯罪が発生するたびに、防犯カメラや周囲の第三者の協力がどれほど重要かが再認識されます。今回も、防犯カメラの映像が裏付けとなったため、容疑者の逮捕が可能になりました。特に人通りが多い場所や混雑する時間帯においては、第三者の協力が決定的な役割を果たすケースが多く、地域全体で安全を守る意識が必要です。スーパーや商業施設も、防犯カメラの設置や見回りの強化を行うことで、被害を未然に防ぐ取り組みが重要といえます。
私たち個人としても、自己防衛の意識を持つことは大切ですが、第三者の協力が、防犯対策として効果的です。今回のように、周囲の目や防犯カメラが抑止力となることで、こうした犯罪が少しでも減少することを願います。