2024年09月07日 (土) 同じ男による2件の盗撮容疑、スカート内盗撮事件
仙台市泉区の商業施設で、10代の女子高校生のスカート内にスマートフォンを差し入れて下着を撮影しようとしたとして、警察は9月30日に宮城野区に住む37歳の男を逮捕しました。
逮捕されたのは、仙台市宮城野区に住む37歳の団体職員の男です。警察によると、男は9月7日午後6時半ごろ、泉区の商業施設で買い物をしていた10代の女子高校生のスカート内にスマートフォンを差し入れて下着を撮影しようとした疑いが持たれています。
さらに、男は9月15日に宮城野区のJR岩切駅構内で、20代の女性のスカート内にスマートフォンを差し入れて下着を撮影しようとした疑いで現行犯逮捕されており、その際に押収されたスマートフォンから今回の事件に関する動画が見つかり、今回の逮捕に至りました。
警察によると、今回撮影された動画では高校生が下着の上にパンツを履いていて直接下着が映っていなかったため、容疑を「未遂」として逮捕したとのことです。
調べに対し、男は「黙秘します」と話しており、警察は当時の状況や他にも余罪がないかを詳しく調べています。
今回は常習性について少し話しを触れてみたいと思います。
この事件、記載の通り15日の犯行で逮捕、のちに7日に起こした事件も発覚、計2回の事件を起こしています。同じ男による同様の手口によるものです。他にも行為を行っていることは否めないでしょう。
盗撮を行う人々には、特定の心理的な要因が影響していることが多いです。これには、自己中心的な性格、他者の権利を軽視する傾向、そして性的な刺激を求める欲求が含まれます。これらの要因が組み合わさることで、常習的な行動に結びつくことがあるそうです。一時的な衝動だけではなく、しっかりとした認識を欠いた犯罪であることが明らかです。
この性的な刺激は、人間の三大欲求のひとつとして位置づけられています。この欲求は、生存や食欲、睡眠と並ぶ非常に強いものであり、私たちの行動や思考に大きな影響を与えます。性的な欲求は、生物学的な本能に根ざしているものであるから、時として個人の判断や倫理観に影響を及ぼすことがあり、特に強い場合には理性を超えて衝動的な行動を引き起こすこともあります。
これらのことからも、盗撮事件は完全に根絶されることは難しい現実です。そのため、重要なのは、いかにしてこれらの事件を防いでいくかという点です。まず、教育や啓発活動を通じて、盗撮が持つ危険性や影響について広く認識を深めることが求められます。特に若い世代に対して、他者のプライバシーを尊重する意識を育てることが大切です。
また、このような事件が続くことで、「自分も被害に遭うかもしれない」と思うと、公共の場で自由に行動できなくなることがあります。こうした不安は、地域全体の安心感を損なう原因にもなりかねません。
こうした現実をしっかりと受け止め、盗撮行為が持つ危険性を広める必要があります。教育や啓発を通じて、こうした犯罪を防ぐための意識を高めていくことが大切です。また、被害者が安心して相談できる環境を整えることも重要です。地域の監視体制を強化したり、法的な罰則を厳しくすることも考えていく必要がありますね。
私たち一人ひとりが声を上げて、取り組むことで、より安全で明るい未来を作っていけるはずです。大切なことは、お互いに支え合い、安心して過ごせる社会を目指すことです。犯罪を行うのが人間ならば、防ぐのも私たちの手にかかっているのかもしれません。