2024年09月20日 (金) 取り押さえ時の盗撮画像はなし、別の女性の盗撮画像が発覚し後日逮捕!
先月20日、佐賀市内の商業施設で10代女性のスカート内をスマートフォンで撮影したとして、福岡県大川市に住む無職の男(29)が性的姿態等撮影の疑いで逮捕されました。警察の調べによると、この容疑者は同日午後5時半ごろ、商業施設のエスカレーターで10代女性の背後からスマートフォンをスカート内に差し入れ、下着を撮影したとされています。
男は今月、佐賀市内の商業施設で、被害者とは別の女性らから盗撮を疑われてその知人が取り押さえ、警察官がスマートフォンを確認したところ、盗撮を疑った女性は写っていませんでしたが、過去の10代女性への盗撮が分かったということです。
警察は防犯カメラの映像や容疑者のスマートフォンを調査した結果、10代女性に対する盗撮行為が確認され、この容疑者が事件に関与していた疑いが浮上しました。
取り調べに対し、容疑者は「盗撮したことは間違いない」と容疑を認めています。
あまりにこの手の事件が多いので、対策をまとめてみました。今回も負けずにやっていきましょう!!
今回の商業施設での盗撮事件は、エスカレーター上での盗撮という多発している手口で、本当にこうしたニュースをよく耳にします。エスカレーターなど、日常的に利用する場所での盗撮被害は後を絶ちませんが、こうした犯罪が身近に起こっていることを踏まえ、被害に遭わないためにも一人ひとりが警戒心を持つ必要性を改めて感じさせられます。
エスカレーターでの盗撮を防ぐためには、以下の対策が有効です。
- 後ろを警戒する:エスカレーターに乗る際には、後ろをうかがう様子を見せることで、警戒していることを示しましょう。これが犯罪抑止につながります。
- スマホに集中しない:エスカレーターではスマホに集中せず、周囲に注意を払いましょう。
- 知人と一緒にいる場合:スカートを履いている女性がいる場合、その女性を先に乗せると良いでしょう。
- 一人の場合:一人でエスカレーターに乗る場合、バッグなどでスカートを抑えることも効果的です。
これらの対策を実践するようにしてください。
事件の内容に話しを戻しましょう。今月に容疑者は別の女性に対して不審な行動をとっており、その女性の知人男性が取り押さえ、警察に通報しました。この行動が結果的に犯行の発覚につながったことは、偶然の一助とはいえ大きな意味があったようです。取り押さえられた当初のスマートフォンには、その場にいた女性の画像は残されていなく、捜査が難航する可能性もありました。しかし、防犯カメラや過去の画像をしっかり調べ上げ、最終的に10代女性の盗撮の証拠を突き止めたことは、容疑者を逮捕に至らせた警察の執念を感じられます。
一方で、この事件の容疑者が30歳を目前にして無職であることに対しても、社会問題を感じざるを得ません。社会の中で自らの役割を見出せず、犯罪に手を染める人々が増えていることは悲しい現実です。仕事や生活の不安定さがこのような行為に結びつくとは限りませんが、責任感や自立意識の欠如が一因になっている可能性も否定できません。こうした事件が発生するたびに、自立支援の重要性が叫ばれていますが、個々人の心のケアや支援の充実も今後一層求められるでしょう。
このような犯罪を未然に防ぐためには、個人が意識を持つことはもちろん、商業施設での対策強化も重要です。防犯カメラの設置や巡回スタッフの増員は効果的ですが、利用者が安心して買い物できる環境を提供するためには継続的な取り組みが必要です。このような事件が繰り返されないためにも、施設と利用者の双方での犯罪抑止の歩みが必要だと感じさせられます。