2024年07月03日 (水) 博多駅で盗撮容疑の男、否定し逃亡、後日逮捕されても「身に覚えない」 <追記1>
今年7月、JR博多駅構内で、27歳の女性のスカート内をスマートフォンで撮影したとして、31歳の会社員の男性が逮捕されました。逮捕されたのは、福岡県筑紫野市上古賀在住の男(31)です。
事件が起きたのは、7月3日の午前11時半ごろ。容疑者は、JR博多駅構内で27歳の派遣社員の女性のスカートの中にスマートフォンを差し入れ、下着を撮影した疑いがかけられています。
警察によると、その場で女性の知人が不審な動きに気付き、容疑者に盗撮の疑いを問い詰めましたが、彼はそれを否定してその場を立ち去ったとのことです。
その後、防犯カメラの映像や、彼のスマートフォンの記録を基に捜査が進められ、最終的にこの容疑者が関与した疑いが強まったとされています。
取り調べに対して、容疑者は「逮捕されたことについて身に覚えがない」と容疑を否認しています。
以前にもJR博多駅での事件を取り上げたと思いますが、またかという印象です。もし盗撮が行われやすい場所があるのなら、徹底して対策をとってもらいたいです。始めていきます。
事件の発生場所である博多駅は、福岡県内でも有数の交通拠点であり、日常的に多くの人々が行き交う大きな駅です。人通りが多いことで、混雑を利用して周囲の目を欺く行為がしやすい環境でもあります。特に、駅の構内で立ち止まっていても不審がられない場所は、犯行の標的を物色したり、撮影のチャンスをうかがうには非常に都合の良い場所であると考えられます。今回の事件も、そうした「人目の多い場所」の特性を悪用したものと思われます。
この容疑者は、現場で被害者の知人に問い詰められた際も盗撮を否定し、その場を立ち去ったと報じられています。こうした態度は、後から何が起きても「身に覚えがない」と主張し、逃れようとする意図が感じられます。実際、彼は逮捕後も一貫して容疑を否認していますが、防犯カメラの映像やスマートフォンの記録といった客観的な証拠によって、関与が疑われているとのことです。このような証拠がなければ、言い逃れされてしまう可能性もあり、改めて防犯カメラの設置とその運用が持つ意義が非常に大きいと感じました。
さらに、今回の事件では、被害者の知人がその場で不審な動きに気づき、早期に介入したことが被害拡大を防ぐきっかけになりました。人混みの中での盗撮行為は、周囲が気づきにくいのが特徴ですが、同行者がすぐに異常に気づいたことで、容疑者のその場での逃亡を防げたのは非常に大きな成果です。こういったケースでは、被害者が気づかないまま犯行が続けられてしまうことも多く、今回は知人の迅速な対応により、被害がここで食い止められたのは幸運だったと言えます。
このような盗撮事件を繰り返す人間には、「歯止めがきかない」危険性が潜んでいると考えます。一度成功すると、味をしめて同様の行為を繰り返し、さらにはエスカレートする可能性も十分にあります。逮捕された大石容疑者も容疑を否認しているものの、もしも今回の犯行が事実であれば、こうした人物が再び公共の場に出てくることは、他の人々の安全にとっても脅威となります。今回、確かな証拠に基づいて逮捕されて本当によかったと感じます。
最後に、この事件をきっかけに、改めて防犯カメラの有効性や、周囲の協力の重要性を再認識しました。また、駅や商業施設など多くの人が集まる場所では、さらに監視体制を強化し、盗撮行為に対する厳罰化を進めることが必要です。盗撮は被害者の心に大きな傷を残す犯罪です。今後、このような事件が減少し、公共の場で安心して過ごせる環境が整うことを強く願います。
<追記1>
福岡地検はこの男性について、25日付で起訴しないことを決めました。
不起訴の理由については、「諸般の事情を総合的に考慮した」とコメントしています。
この結果を受け、当サイトでは、名前を非公開に変更しています。