2024年07月12日 (金) 公務員による職場内の入浴中盗撮事件 <追記1>
今回の事件は、長崎市の高島国民健康保険診療所で、42歳の男性職員が同僚の女性職員を盗撮したというものです。市の発表によると、事件は今年7月12日の午後5時から5時20分頃に発生しました。女性職員は宿直のため診療所内で入浴していた際、男性職員が脱衣所の入口扉の上部にあるガラス窓からスマートフォンで撮影したとされています。
女性職員が撮影に気づき、声をかけると、男性職員はその場で撮影した画像を消去し、謝罪しました。その約10分後、女性職員の夫と父親が現場に駆けつけ、警察に通報。現在も警察による捜査が進行中です。
この事件を受けて、長崎市は30日付で男性職員を停職3カ月の懲戒処分としましたが、男性職員は同日付で依願退職しました。
長崎市総務部人事課 大田伸 課長 「動機は興味半分、いやがらせ半分。仕事上の割り振りの不満そういうところがあって」
市職員による盗撮事件ですね、ただ一般市民に向けたものではなく、職場内の事件のようです。内々で発生し、内々で処分、そのあとに後日発表、公開といった感じでしょうか。さて始めていきます。
今回の事件は、どの事件も同じですが、本当に残念なものといえるでしょう。長崎市の高島国民健康保険診療所で働く42歳の男性職員が、同僚の女性職員を盗撮してしまったということです。職場という、誰もが安心して働ける場所で、こうした行為が起こること自体が非常に嘆かわしいです。特に公務員は市民の信頼を背負って仕事をしているので、その信頼を裏切る行動は一層深刻です。
盗撮された女性職員の気持ちは、想像するだけでも辛いものです。同じ職場の仲間から、このような行為を受けることは、職場に対する信頼を壊し、精神的なダメージも大きいでしょう。また、この事件を知った他の同僚や市民も大きなショックを受けたと思われます。職場内での盗撮は、その場の空気や信頼関係を一気に崩してしまいます。
長崎市は、男性職員に停職3カ月の懲戒処分を下しましたが、男性は自主的に辞職を選びました。この処分が事件の重大さを示していますが、同時に大切なのは、こうした事件が二度と起きないようにするための対策です。服務規律の徹底や職員のモラル向上が必要であることは言うまでもありませんが、それだけでは防げない部分もあるでしょう。望むなら異動などの対応もしてもらえるのでしょうか。
また、日本社会による職場のプライバシー保護が重要な点です。特に更衣室や脱衣所などのプライベート空間をしっかり守るための環境作りが欠かせません。カメラの設置や監視システムの強化も一案ですが、浴室の上がガラス窓というと相当に古い建物だったということでしょうか。もしかしたら建物が古いつくりだったという問題もあるのかもしれません。スマホという最先端の機器、それにこの建物。みなさんはなにを感じますか。
事件の影響は被害者だけではなく、職場全体にも広がっていることでしょう。職員たちが再び安心して働けるようにするためには、職場全体でのコミュニケーションをもっとオープンにし、個々の行動が周りにどう影響するかを再確認することが大切です。
このような悲しい事件が二度と起きないように、今こそ公務員としての責任を見直し、職場環境や個々のモラルを高めていくことが必要です。
<追記1>
市によると、本年度の懲戒処分は今回含め7件。鈴木史朗市長は9月30日、動画メッセージを通し、不祥事を許さない組織風土をつくり上げるよう全職員に指示した。