2024年02月01日 (木) コスプレ撮影スタジオの更衣室で盗撮事件が発生
2024年2月、福岡市東区の撮影スタジオで、女性客の下着姿を盗撮したとして、44歳の元スタジオ経営者の江頭潤吉容疑者が逮捕されました。このスタジオは主にコスプレ撮影を目的として利用されており、容疑者は容疑を認めています。
小型カメラを使った4回の盗撮行為
逮捕されたのは、福岡市東区香住ヶ丘に住む契約社員、江頭潤吉容疑者(44)です。江頭容疑者は2024年2月10日、撮影スタジオの更衣室で、30代の女性客2人の下着姿を小型カメラで4回にわたって隠し撮りした疑いが持たれています。
SNSを通じてスタジオを利用
被害女性の1人は、コスプレ撮影の場所を探している中で、SNSを通じて江頭容疑者と知り合い、知人とともにスタジオを訪問しました。江頭容疑者は女性たちが衣装に着替えるタイミングを狙い、小型カメラを衣装ケースに隠して動画撮影を行っていたとみられます。
別の被害相談から事件が発覚
この事件は、2024年11月、別の女性客(当時20代)から「更衣室で盗撮された」との相談を受け、警察がスタジオを家宅捜索したことをきっかけに明るみに出ました。押収されたタブレット端末には、今回の被害女性2人が映った映像が記録されており、その裏付け捜査の結果、2024年12月8日に江頭容疑者が逮捕されました。
容疑者の供述と今後の捜査
江頭容疑者は取り調べで、「間違いありません。女性の胸やブラジャーを見れば性的興奮を得られると思い盗撮しました」と供述し、容疑を全面的に認めています。警察は、これまでの経営期間(2019年5月から2024年12月)中に行われた可能性のある他の盗撮行為についても、慎重に捜査を進めています。
今回の事件は、撮影スタジオの経営者という立場にありながら、訪れた女性客を盗撮していたという極めて悪質であるといえるでしょう。特に、経営者という立場にある人物が、自ら信頼を裏切る行為に及んでいた点は理解に苦しみます。
この事件が発覚したのは、別の女性客が盗撮被害に気が付き、警察に相談したことがきっかけでした。この勇気ある行動がなければ、容疑者の盗撮行為はさらに長期間にわたり見過ごされ、多くの被害者が生まれていた可能性があります。被害者が声を上げることの重要性が改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。
また、容疑者が数年間にわたりスタジオを経営していたという事実から、今回明らかになったもの以外にも、多くの余罪が存在している可能性が高いと考えられます。そのため、警察には押収した映像データや記録を徹底的に調査してほしいと強く願います。これらの調査は、同様の犯罪が繰り返されないための抑止力にもつながるでしょう。
特に異性で面識のない個人が経営しているようなところでは、服を脱いだり、裸になる際には、不審物には十分に気を付けたほうがいいでしょう。値段などのメリットがあったのかもしれませんが、自らの安全を第一に考えてほしいです。
最後に、この事件を通じて、利用者の安全を第一に考えたサービス提供がいかに重要であるかが分かる事件となりました。特に、スタジオのようなプライベート空間を扱う業界では、利用者の信頼を損ねないための適切な管理が求められます。この事件を教訓に、業界全体が再発防止に努め、安心して利用できる環境づくりを進めていくことを期待します。