2024年12月03日 (火) カバンに隠された小型カメラ…買い物客が見た次々と盗撮を行う講師の動き
12月3日午後9時半過ぎ、神戸市中央区のディスカウントストアで、女性のスカート内を撮影しようとしたとして、神戸市の特別支援学校に勤務する34歳の講師の男が逮捕されました。
事件の概要
警察によると、男は午後9時半頃、店内で買い物中の女性に後ろから近づき、カバンに取り付けた小型カメラをスカート内に差し向けた疑いが持たれています。被害者の女性は盗撮に気づかずその場を立ち去りましたが、男が別の女性の背後で不審な動きをしているのを見た買い物客が警察に通報しました。
逮捕の経緯
通報を受けた警察官が駆けつけ、男をその場で逮捕。男は「スカート内を盗撮するためにカメラを差し向けた」と容疑を認めています。
神戸市教育委員会の対応
神戸市教育委員会は「事実関係を確認し、厳正に対処する」とのコメントを発表しました。
今回の事件は、盗撮がいかに周囲に気づかれにくいものであるか、そしてどれほど多くの事件が明るみに出ないまま裏で起きているかを感じさせられるものです。女性は気づかず立ち去ったものの、他の買い物客の通報が逮捕につながったことからも、盗撮のような犯罪を防ぐためには第三者の協力がいかに重要であるかが明らかです。現場の状況に違和感を覚えた買い物客の行動が、結果として被害を抑える一助となりました。このような行動は、犯罪に対する社会全体の意識の向上を示しており、私たち一人ひとりの責任を考えさせられます。
また、この事件で容疑者として逮捕されたのが特別支援学校の講師であるという点も、驚かされました。特別支援学校は、特別な支援を必要とする子どもたちが安心して学べる環境を提供する場であり、そこで働く教師には、深い理解力や高い倫理観が求められます。そのような環境で教育に携わる人物が、なぜこのような行為に及んだのか。動機を追及することが大切です。
容疑者が「スカート内を盗撮するためにカメラを差し向けた」と認めていることから、余罪の可能性も否定できません。盗撮行為は一度で終わらず、常習化するケースが多いとされています。特に盗撮は、現行犯で発覚しにくいという特性があります。そのため、これまでにも同じような行為を繰り返していた可能性があり、捜査機関には容疑者の過去の行動についても徹底的に調べてほしいと思います。
今回の事件は、盗撮が単なる「迷惑行為」にとどまらず、被害者の心に深い傷を残す重大な犯罪であることを再認識させます。さらに、盗撮は被害者が被害に気づきにくいという特性があるため、明るみに出た事例は氷山の一角に過ぎない可能性があります。社会全体でこのような犯罪を防ぐための取り組みが必要です。まさか特別支援学校内で盗撮行為を行っていたとは考えたくないですが、私たちも周囲の出来事に敏感になり、不審な行動を見かけた際には、今回のようにためらわず行動する意識を持つことが重要です。