『盗撮被害を未然に防ぎたい』という声々

山形県白鷹町の小学校で、教諭の男（34）が小学生を盗撮するために小型カメラを設置したとして、警察に逮捕されました。

警察によると、男は11月1日に白鷹町内の小学校に小型カメラを設置し、１３歳未満の女の子の着替えを撮影した疑いが持たれています。この小型カメラは、当日朝、教頭が校内を見回りしていた際に発見され、教育委員会に報告のうえ、警察に通報されました。その後、11月5日の朝、容疑者本人から校長と教頭にカメラ設置の事実が申し出られたため、逮捕に至ったということです。

映像には児童1人が着替える様子などが映っていたということです。

逮捕されたのは白鷹町にある小学校の教諭で、寒河江市仲谷地に住む熊谷潤一容疑者（34）です。熊谷容疑者は容疑を認めており、現在、警察は余罪や動機についても詳しく調べを進めています。

町教委によると教諭は、校内では若手の教員を指導する立場にあり、県外の小学校で6年間勤務、4年前に、この町の小学校にやってきたという。

この事件について、白鷹町教育委員会は記者会見を開き、衣袋慶三教育長が「子どもたちと信頼関係を築いているはずの教員がこのような行為を行ったことは非常に遺憾であり、児童や保護者の皆様に大きな不安と迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」と謝罪しました。教育委員会は臨時の校長会を開催し、再発防止策の徹底を求めました。また、学校側は全校児童に事実を説明し、保護者への説明も行う予定です。

熊谷容疑者の勤務態度はまじめとされており、今回の行動が学校関係者に大きな衝撃を与えたことから、今後、さらなる再発防止策の徹底が求められています。

※連行される熊谷潤一容疑者の様子

先生になるということは、きっと昔から勉強ができて、自己管理がしっかりとしており、責任感もつよかったのではないでしょうか。ただそれでも欲には勝てない、とそれで終わらせたくはない事件だなと感じました。それでは始めていきましょう。

この事件は、教育の現場にいる教諭による盗撮ということで非常に失望を抱かせる出来事です。特に小学校の先生が行ったという点で、保護者や地域の方々が抱く不信感やショックは計り知れないものがあるでしょう。学校は本来、子どもたちにとって安心して学べる場所であり、そこで働く教職員にはその信頼を支える役割があります。しかし、その信頼を裏切るような行動により、子どもたちの心のケアは最優先で行われなければならないでしょう。

今回の報道では、この教諭は普段は勤務態度がまじめであり、教育委員会からもその点で評価されていたといいます。真面目に取り組む姿勢は素晴らしいものです。それを生徒に教えてほしかった。

現実問題、その「まじめさ」だけでは人間の欲求を抑えることが難しいのかもしれません。人には様々な欲がありますが、どのようにそれを発散させ、健全な方法で満たすかを考えることが重要です。自分の欲求に負けず、しっかりとその気持ちに向き合い、制御する術を持つことが求められています。自分の欲と向き合い、どうコントロール、発散していくかが大切でしょう。抑制は続かないです、どこかで人の心をむしばんでいきます。抑制が続くと性格に影響してきます。こういう行為に走ってしまいます。今回の事件は、改めて人間の弱さと、その弱さに打ち勝つための努力の必要性を痛感させます。

また、再発防止のための取り組みも大切ですが、同時にこの教諭がどこかで再起し、社会で貢献できる道を見つけてほしいとも願います。今回のことで失った信頼を取り戻すことは簡単ではありませんが、失敗を乗り越え、新たな道でその真面目さを活かして努力してほしいと感じます。

＜追記１＞

熊谷容疑者の身柄は、７日山形地方検察庁の米沢支部に送られ、さらなる調べが行われています。

＜追記２＞

その後の取り調べが続いており、今年6月にも同じ小学校で女子児童2人を盗撮していたことが判明しました。 これら2件について、教諭は11月27日付で略式起訴され、裁判所から罰金70万円の略式命令を受けています。

略式起訴、略式命令とは

「略式起訴」とは、軽微な犯罪に対して迅速かつ簡便に処理するための手続きです。これにより、通常の裁判を経ずに、検察官が被疑者に対して罰金などの軽い刑罰を科すことができます。被疑者が異議を申し立てなければ、裁判所がその処分を認めることになります。

「略式命令」は、略式起訴の結果として裁判所が発する命令です。この命令により、正式な裁判を行わずに罰金や科料が科されます。被疑者が命令を受け入れれば、その処分が確定し、刑罰が実行されます。

略式手続きは、被疑者が罪を認めている場合に適用されることが多く、通常の裁判よりも時間と労力を節約できます。しかし、被疑者が異議を申し立てた場合には、正式な裁判に移行することになります。