2024年09月01日 (日) 『この日だけ』の主張に疑問…県立高校外国語指導助手(ALT)の盗撮行為
山形県は、県立高校の外国語指導助手として勤務する30代の男性が女性のスカート内を盗撮したとして、10月17日停職6か月の懲戒処分を下したと発表しました。
県教育局によると、この男性は9月、東京都内の駅および商業施設のエスカレーターで前に立つ女性のスカートの中をスマートフォンで撮影したとのことです。現場を目撃した別の女性が彼に声をかけ肩をつかむと、男性は商業施設の出入り口から逃げようとしましたが、警備員により拘束されました。
男性外国語指導助手は盗撮したのはこの日だけだと話しているということです。その後、警察での事情聴取で2回の盗撮は認め、当日に釈放されていますが、被害者が特定されなかったため、被害届は出されていません。
県教育委員会は、この不祥事を受け、全県立学校の校長に対して教職員の規律強化を通知しました。さらに、今後の再発防止を目的とした研修を行う方針も示しています。
ALT(Assistant Language Teacher)とは、主に日本の学校で英語教育をサポートする外国人教員のことだろうです。ALTは、日本語を母語としない教員であり、英語やその他の外国語の指導を行います。そういえば私が高校生の時にもいましたね。まさか外国のそういう方も犯罪に手を染めるのかと思うと、残念で仕方ありません。今回も始めていきましょう。
今回の事件で、男性外国語指導助手が「盗撮したのはこの日だけ」と主張しているものの、実際には2回の犯行が商業施設と駅という別々の場所で確認されています。彼の言葉には信憑性が欠けており、この発言を素直に受け入れることはできません。発覚しているのは2回だけですが、他の日にも同様の行為を行っていた可能性を考えずにはいられません。
また、被害者が特定されていないという点も気になります。これは、盗撮した画像や動画が存在しなかったのか、それとも存在していたが被害者を特定できなかったのか。どちらにしろ特定されなかったということは、結果的に被害が可視化されないため、社会的な影響が薄くなってしまいます。しかし、たとえ被害者が特定されなくても、盗撮行為自体が持つ重大性を考えれば、決して軽視することはできません。
しかしながら社会的制裁の面では、この男性も停職処分を受けているため、何らかの形で罰を受けていることは確かです。被害者が不明な状況でも、しっかりと制裁を受けている点については少し安心した気がします。でもこれが無職であったなら。そう考えれば彼の行為の深刻さがどれほどであったのかを測りづらいのも事実です。何はともあれ教育現場にいる人間が、こうした卑劣な行為に手を染めることは、非常に憂慮すべき事態です。教育に携わる者が、学生を守る立場にいるはずが、このような行為を行うのは到底許されるものではありません。
盗撮は絶対に許されない行為です。どんな理由があろうとも、このような犯罪は断固として非難されるべきです。今回のケースでも、教育に関わる職員による盗撮は、被害者のプライバシーと尊厳を侵害するものです。このような行為は根絶されるべきであり、たとえ被害者が特定されなくても、その罪の重さを認識し、厳しい対処が求められます。私たち一人ひとりが、この問題に対して敏感であるべきだと強く感じます。